小学校3年生の子供が、学校検診で不正咬合と診断され、矯正歯科で診てもらったところ、すぐに装置をつけて矯正治療を始めた方がいいと言われました。治療を開始するのに、一番適した年齢は何歳ぐらいでしょうか?
矯正治療を開始するのに最適な年齢は、お子さんによってみんな違います。
あごの発達状態と咬みあわせのパターンによって決まりますので、小学校の低学年でも、何らかの装置を付けて始めたほうが良い場合もありますし、中学1年生からでも遅くない場合もあります。
ただ、一般的には治療が少し低年齢化しすぎているような印象を受けます。
私は、年齢が40歳を過ぎていますが、矯正治療は可能でしょうか?
基本的に、矯正治療に年齢は関係ありません。
重度の歯周病で「歯がグラグラ」などという、特別な場合を除いて大丈夫です。
治療期間中の「痛み」は、どの程度のものなのでしょうか?
最初に装置を装着したときは、「物を咬むと響く」という症状が出ます。この響き方には個人差があり、まったく何も感じない人もいれば、柔らかい物でもかなり痛みを感じる人もいます。
けれども、その痛みがずっと続くのではなく普通は2~3日、長い人でも1週間でおさまります。
その後も、ワイヤーを代えたり、何か特別な力をかける度に、同じような痛みがでますがまた数日でおさまりますので心配ありません。
治療費の目安はいくらぐらいでしょうか?
矯正治療は基本的に自由診療になります。治療費は、基本料金、毎月の処置管理料、リテーナーなどすべての合計が70万~90万円です。
乳歯の場合の治療費は5千円~4万円程度になります。
なお、治療費の支払い方法は一括払い、2回払い、24回まで金利手数料無料のデンタルローンなどがあります。
治療期間の目安を教えてください。
治療期間は、不正咬合の種類や難易度によって変わりますので、お口の中を拝見してみなければ分かりません。
早い方で1年かからない場合もあれば、3年近くかかる場合も稀にありますが、当院では、平均で1年半~2年で終了するケースが多くなっています。
治療は、どの程度の頻度で通えばいいのでしょうか?
原則的には月に一度来院していただきますが、遠方から通院される方で2か月に1回の場合や、3週間に1度など短い周期で通院される場合もあります。
歯を抜かない矯正治療 自由が丘 金子歯科医院