左の写真は反対咬合の歯並びです。
正常な咬み合わせでは、前歯でも奥歯でも「下の歯に上の歯が被さるように」 咬みあいます。
「反対咬合」とは、上の歯に下の歯が被さるような咬み合わせのことをいいます。 この様な歯並びは、顎関節症や頭痛の原因になったりすることがあります。
注)この写真はあくまでも参考であり、実際に治療された患者さんのものではありません。
また矯正のカウンセリングでは、歯を抜いたり顎の骨を切らないと治らない」と言われることがある咬み合わせになります。(もちろん、診断結果は個人により差があり、みなさんが歯を抜いたりあごの骨を切る必要があると言われるわけではありません)
例えば、盲腸を薬で抑えるのか、外科的に手術をするのかはどちらも正しい処置で、どちらが優れているということではありません。 それと同じように、反対咬合も手術をした方が良いケースもたくさんあります。また、反対咬合の詳しい治療例がご覧になりたい方もこのページから資料請求をしてください。
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余談ですが、アメリカでは最近「反対咬合」は、手術のケースが減ってきているそうです。
でもそれは、コンセプトとして減ってきているのではなく、単に保険会社が「不正咬合の手術ケースまでお金を払えないよ」と言ってくるようになったからだそうです。アメリカには5千万人の無保険者、つまり国民の6人に1人は何の保険にも入れな い人がいて、病気になっても医者にかかるのを控えているそうです。
たった上位10%の人が歯科治療費の90%を使っているのですから、日本人に生まれてよかったと思いませんか?
歯が重なりあって生えてしまう咬み合わせは、顎関節症や頭痛、肩こりの原因ともなります。
上の歯に下の歯が被さるような咬み合わせも顎関節症や頭痛の原因となります。
奥歯をかみ合わせたときに、前歯がまったく咬み合わない状態をこのように呼びます。
子どもの場合は、顔の骨格と、咬み合わせの高さのバランスが取れるように修正していくことが大切です。
自然に調和した、美しい歯並び
小臼歯を抜いた場合より、治療期間の短縮が期待できます。
顎関節症になるリスクが軽減される・顎関節症の症状の改善が期待できる
虫歯になりにくくなる・歯周病の改善が期待できる
咬み合わせが原因の肩こり、頭痛の改善が期待できる
「いびき」や「鼻づまり」などが、改善されることが多くなる
当院では、マルチループというワイヤーを使用しています。
このマルチループ・ワイヤーは、1本1本の歯を3次元的に動かしていくことができます。
つまり、傾いた歯を起こしたり、伸びすぎた歯を中に押し込んだり、さまざまなことが同時にできるのです。
このマルチループワイヤーはそれぞれの患者さんごとに、1本のワイヤーから形をオーダーメイドで作っていきます。
このワイヤーを使用することによって、歯をなるべく抜かずにきれいで機能的、なおかつ顎関節にやさしい咬み合わせをつくることができます。
ちょっと派手な感じがしますが、お口の中に入れば普通のワイヤーより特別目立つということはありません。でも歯みがきは少し時間がかかります。
歯を抜かない矯正治療 自由が丘 金子歯科医院