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子どもの矯正

子どもの矯正で大切なことは、少し歯並びがデコボコしているとか、ちょっと前歯が出ているのを直して「見た目だけを綺麗にする」事ではありません。一番大事なのは、「顔の骨格と、咬み合わせの高さのバランス」が取れるように修正してあげる事です。そうすれば顎の成長に伴って、将来本格的な矯正治療が必要なくなったり、矯正するとしても、期間が短縮されることが期待できます。

上顎前突(出っ歯)

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一見前歯が出ているように見えますが、実は前歯が出ているのではなく、下あごが後ろに下がっているため、相対的に前歯が出ている様に見えるだけです。

一般的に上顎前突(出っ歯)と診断されるケースの6~7割は実は上顎前突ではなく、下顎後退(下あごが後ろに下がっている)であるという報告もあります。

多くは歯の生えかたが足りない(咬み合せが低い)ために、あごの位置がうまく前方に適応できないことによって起こります。
この様な場合は、小臼歯を抜いて前歯を引っ込めるのではなく、咬み合わせの高さなどを調節することによって、下あごを前に適応させ正しい顎関節の成長を促してあげることが、この時期のお子さんにとって非常に大切なことになります。(もちろん、見た目も改善されます)

注)この写真はあくまでも参考であり、実際に治療された患者さんのものではありません。

子どもの治療に使用する装置の種類

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この時期は、上の写真の矢印のように、乳歯に歯の高さを補うための詰め物を乗せます。
これによって、骨格と咬み合わせの高さのバランスを整えると同時に、下あごが正しい位置に適応しやすい環境を作ってあげます。すると、奥にある6歳臼歯も自然に正しい高さと位置で咬むようになります。 大がかりな装置を入れる必要はありません。

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乳歯が抜けてしまって使えない場合や、小臼歯が少ししか出ていないお子さんはこのようなDAW(ダブルアーチワイヤー)という装置などを使用します。

年齢や状況にあった治療法があります

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虫歯などで早い時期に乳歯をなくしてしまったお子さんには、左のような入れ歯タイプの装置(保険適応)も使用します。

虫歯で乳歯を失ったために咬み合わせが低くなり、「反対咬合の様に見えるだけ」ということもよくあります。
歯を抜いて将来的には反対咬合の手術が必要だと診断されている場合でも、この装置だけで改善されてしまうことがあります。
よく、何歳ぐらいから矯正を始めればいいか?と言う質問を受けますが、年齢は関係ありません。必要があれば、小学校低学年でも高学年でもその年齢にあった治療法があります。

写真による無料相談

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子どもの矯正で一番大事なことは、歯並びがデコボコしているとか、ちょっと前歯が出ているのを直して見た目だけを綺麗にする事ではなく、顔の骨格と、咬み合わせの高さのバランスが取れるように修正してあげる事です。ただし、大人のようにワイヤーをかけたりするとは限りません。成長発育を正しい方向へ導いてあげる、ということです。


子どもの矯正は大人とは違います。 特に、まだ上下の顎の成長が終わっていない、小学校高学年から中学生にかけてのお子様の、「小臼歯を抜く」必要があるのか不安な方は私に歯並びの写真を送ってみてください。
写真を送っていただければ、現在のかみ合わせ等の状態、小臼歯を抜く必要があるか?何らかの治療が必要なのかの診断ができます。
ご相談、お問い合わせ」のページに写真を添付する欄がありますので、そこから送信してください。 (写真を撮る際には、奥歯を咬み合せた状態で「い~」っと歯が見えるように正面から撮影してください。)

具体的な治療例をご覧になりたい方は、資料請求してください。すぐにメールでお送りします。

乱ぐい歯、顎関節症

歯が重なりあって生えてしまう咬み合わせは、顎関節症や頭痛、肩こりの原因ともなります。

反対咬合

上の歯に下の歯が被さるような咬み合わせも顎関節症や頭痛の原因となります。

開咬(オープンバイト)

奥歯をかみ合わせたときに、前歯がまったく咬み合わない状態をこのように呼びます。

子どもの矯正

子どもの場合は、顔の骨格と、咬み合わせの高さのバランスが取れるように修正していくことが大切です。

小臼歯を抜かずに矯正するメリット

自然に調和した、美しい歯並び

小臼歯を抜いた場合より、治療期間の短縮が期待できます。

顎関節症になるリスクが軽減される・顎関節症の症状の改善が期待できる

虫歯になりにくくなる、歯周病の改善が期待できる

咬み合わせが原因の肩こり、頭痛の改善が期待できる

「いびき」や「鼻づまり」などが、改善されることが多くなる

その他、小臼歯を抜かずに治療するメリットはまだまだあります。

  • 矯正治療後の、後戻りが少なくなる
  • 歯の表面が、必要以上にすり減ることがなくなる
  • 歯の付け根の部分のすり減り、欠損(くさび状)がおきにくくなる
  • お口の中の人工の歯(入れ歯、ブリッジ、インプラント等)が、今までよりもはるかに長持ちするようになる
  • 咬み合せが悪く、固定式のブリッジやインプラントが不可能だと言われていたのが可能になる

どうやって抜かずに治すの?

マルチループワイヤーについて

当院では、マルチループというワイヤーを使用しています。
このマルチループ・ワイヤーは、1本1本の歯を3次元的に動かしていくことができます。
つまり、傾いた歯を起こしたり、伸びすぎた歯を中に押し込んだり、さまざまなことが同時にできるのです。

オーダーメイドの矯正ワイヤー

このマルチループワイヤーはそれぞれの患者さんごとに、1本のワイヤーから形をオーダーメイドで作っていきます。

このワイヤーを使用することによって、抜かずにきれいで機能的、なおかつ顎関節にやさしい咬み合わせをつくることができます。

ちょっと派手な感じがしますが、お口の中に入れば普通のワイヤーより特別目立つということはありません。でも歯みがきは少し時間がかかります。

マルチループワイヤー作成の様子

当院は、歯を抜かずに矯正治療いたします

歯を抜かない矯正治療 自由が丘 金子歯科医院

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