左の写真の様に、歯がデコボコしたり、重なりあって生えてしまう咬み合わせのことを叢生（そうせい）と言います。
乱杭歯（らんぐいば）や、八重歯（やえば）も叢生の仲間です。
この様な咬み合わせは、「顎関節症」や「頭痛」、「肩こり」などの原因になることがあります。
ただし、「咬み合わせ」というのは顎関節症や頭痛、肩こりなどの１つの原因であって、「咬み合わせ」を治せば顎関節症や頭痛、肩こりなどが必ず治るというわけではありません。
とは言っても、「咬み合わせ」は最も大きな原因の１つなので、これをまったく放置したままで他の療法をいくら試してみても症状が改善される事は少ないと思います。
なお、顎関節症は「咬み合わせ」や「精神的ストレス」、「咬み癖や悪い姿勢」など複数の原因でおこる病気で、たった一つの原因でなることはあまりありません。例えば、精神的ストレスだけで顎関節症になっている場合には、ストレスの改善だけで治ってしまうこともありますが、この様なケースは希です。
大切なことは、自分の症状が「咬み合わせ」が一番の原因で起こっているのか？それとも他の原因が大きいのかを慎重に診断することになります。
アキシオグラフなどの顎運動解析装置や、スプリントなどはこの様な診断に有効な手段の１つです。
ご自分の歯並びが矯正治療の際に歯を抜く必要があるか？ あるいはご自分の歯並びが顎関節症と関係しているか？ など個別のご相談に関しては、お口の中を拝見してみなければ責任のあるお話が出来ませんので、ぜひ一度診せにいらしてください。
カウンセリングは無料ですし、拝見すればその場で治療方法、期間、費用などをお伝え出来ると思います。
なお、詳しい治療経過をご覧になりたい方も、相談、お問い合わせのページから資料請求してください。すぐにメールでお送りします。
歯が重なりあって生えてしまう咬み合わせは、顎関節症や頭痛、肩こりの原因ともなります。
上の歯に下の歯が被さるような咬み合わせも顎関節症や頭痛の原因となります。
奥歯をかみ合わせたときに、前歯がまったく咬み合わない状態をこのように呼びます。
子どもの場合は、顔の骨格と、咬み合わせの高さのバランスが取れるように修正していくことが大切です。
自然に調和した、美しい歯並び
小臼歯を抜いた場合より、治療期間の短縮が期待できます。
顎関節症になるリスクが軽減される・顎関節症の症状の改善が期待できる
虫歯になりにくくなる、歯周病の改善が期待できる
咬み合わせが原因の肩こり、頭痛の改善が期待できる
「いびき」や「鼻づまり」などが、改善されることが多くなる
当院では、マルチループというワイヤーを使用しています。
このマルチループ・ワイヤーは、1本1本の歯を3次元的に動かしていくことができます。
つまり、傾いた歯を起こしたり、伸びすぎた歯を中に押し込んだり、さまざまなことが同時にできるのです。
このマルチループワイヤーはそれぞれの患者さんごとに、1本のワイヤーから形をオーダーメイドで作っていきます。
このワイヤーを使用することによって、抜かずにきれいで機能的、なおかつ顎関節にやさしい咬み合わせをつくることができます。
ちょっと派手な感じがしますが、お口の中に入れば普通のワイヤーより特別目立つということはありません。でも歯みがきは少し時間がかかります。
歯を抜かない矯正治療 自由が丘 金子歯科医院
